どん底からのぼれろ

"3" Three (Keith Emerson & Robert Berry & Carl Palmer) - 1988 Bootleg File


Emerson, Lake & Powellに続く、ELP派生バンド「3」のライブ音源を紹介します。87年、マネジメントのトラブルに嫌気が差したコージー・パウエルの脱退によりELPowellが活動停止。カール・パーマーの復帰によるオリジナルELP復活の期待が高まる中、今度はグレッグ・レイクがバンドを去ってしまう。

1988年にマルチプレイヤーのロバート・ベリーを加えて、キース・エマーソン、ロバート・ベリー、カール・パーマーによる「3」が結成された。唯一のアルバム「Three To The Power」がリリースされたがビルボード97位と振るわず、アルバムをサポートする北米ツアー1回でバンドは解散となってしまった。

アルバムは、80年代の流行を取り入れたメロディアスでキャッチーなポップロックの中にもELPのエッセンスが詰め込まれており、エイジア的な4分間のドラマ手法に近い高度な技術がふんだんに盛り込まれている。商業路線を踏襲しながらもキースの個性が程よく散りばめられた、非常に良く出来たアルバムだと個人的に思う。

だが、キース・エマーソンELPという枠を外すことができない頭の固い評論家筋からの評価は軒並み悪く、アルバムは今現在も駄作扱いを受けているようである。他人の評価に振り回される前に、まず一度、実際に自分の耳で聴いてみることをお勧めしたい。

特に、ライブにおけるバンドのパフォーマンスは素晴らしいものがある。ELPowellもそうだが、リアルタイムでライブアルバムがリリースされていたら、バンドの評価もまた大きく変わっていたのではないか。そう思わせるほど素晴らしいパフォーマンスだ。


近年、2枚のライブアルバムがオフィシャル・リリースされたが、いずれもブートレグ盤からのコピーである。ELPowellと比べてThreeは放送用音源が多く、その点で非常に恵まれている。

2枚の公式ライブ盤はいずれもツアー初期の音源であり、バンドのパフォーマンスはまだ完成されていない点が少し残念と言える。ロバート・ベリーのヴォーカルも本調子と言えるまでには達していない。

ここでは88年4月の3公演、5月の3公演の計6公演の音源をアップするが、出来ればツアー後半となる5月の音源を聴いて欲しい。バンドのパフォーマンスも、ベリーのヴォーカルも完成されており、本来ならこちらをオフィシャル・リリースすべきと言える内容である。

それでは音源をどうぞ!

 

 

Band Member
Keith Emerson : key
Robert Berry : vo, ba
Carl Palmer : dr
Paul Keller : gt
Jennifer Steele : backing vo

 

 

 

 


Toad's Place, New Haven, CT Apr 12. 1988
1. Fanfare for the Common Man
2. Desde La Vida
3. Lover To Lover
4. Hoedown
5. You Do Or You Don't
6. Talkin' About
7. Dream Runner
8. Creole Dance
9. On My Way Home
10. Runaway
11. Standing in the Shadows of Love
12. America - Rondo - Drum solo
13. Eight Miles High

未ブート化音源。オーディエンス録音。出回っている音源の中で恐らく最初期の公演の物と思われる。カットインで始まるが完全収録。"Standing in the Shadows of Love"はFour Topsのカヴァー。バンドのパフォーマンスはまだ完成されておらず粗さも感じられる。


newheaven 1988.4.12 pt.1


 newheaven 1988.4.12 pt.2

 

 

 

 


The Ritz, NYC Apr 14. 1988
1. Fanfare for the Common Man
2. Desde La Vida
3. Lover To Lover
4. Hoedown
5. You Do Or You Don't
6. Talkin' About
7. Dream Runner
8. Creole Dance
9. On My Way Home
10. Runaway
11. Standing in the Shadows of Love
12. America - Rondo - Drum solo
13. Eight Miles High

1998年にHIGHLANDレーベルからリリースされた古典ブート。Threeの定番音源で、このブートからオフィシャル・ライブ「ROCKIN' THE RITZ」が作られたと思われる。メーカーインフォではオーディエンス音源となっているが、一部トレーダー間ではサウンドボード表記もある。非常に高音質で聴きやすいことは確かだ。


ritz 1988.4.14 pt.1


ritz 1988.4.14 pt.2

 

 

 

 


Paradise Theater, Boston, MA Apr 15. 1988
1. Fanfare For The Common Man
2. Desde La Vida
3. Lover To Lover
4. Hoedown
5. You Do Or You Don’t
6. Talkin’ Bout - The Fugue
7. Creole Dance
8. On My Way Home
9. Runaway
10. Standing In The Shadow Of Love
11. America -
      - Rondo
      - Toccata e Fuga
      - Drum Solo
      - Flight Of The Bumblebee
12. Eight Miles High

HIGHLAND PROJECTよりリリースされたCDRブートレッグ。このブートを基にオフィシャル・ライブ盤「LIVE BOSTON 88」が作られたと思われる。放送用音源。以下、メーカーインフォ。

キース・エマーソンカール・パーマー、ロバート・ベリーの3人により88年に結成されたバンド、3(スリー)の貴重なサウンドボード・ライブ音源が初登場!

EL&Pが分裂しエマーソン・レイク&パウエルやASIAとして活動後グレッグ・レイクの代わりとして加入したロバート・ベリーの三人によって誕生した3(スリー)は88年、唯一のアルバム「スリー・トゥ・ザ・パワー」を発表してツアーを開始。

アルバム売れ行き不振によりツアー終了後に解散した彼らの唯一のツアー・ライブ音源は今となっては貴重です!EL&Pやナイスの曲含むベストな内容の注目レア・ライブ音源です!!(メーカーインフォより)


boston 1988.4.15 pt.1


boston 1988.4.15 pt.2

 

 

 

 


The Cabaret, San Jose, CA May 6. 1988
1. Fanfare For The Common Man
2. Desde La Vida
3. Lover To Lover
4. Hoedown
5. You Do Or You Don’t
6. Talkin’ Bout
7. Dream Runner
8. Creole Dance
9. On My Way Home
10. Standing In The Shadows Of Love
11. America
12. Rondo (incl.Drum Solo)
13. Eight Miles High

80年代EL&P再結成が実らずキース・エマーソンカール・パーマーの2人にカリフォルニア出身のマルチ・ミュージシャン、ロバート・ベリーが加わって結成されたトリオ・ユニット”3”の貴重なサウンドボード・ライブが初登場!

88年カリフォルニア・サンノゼのキャバレー・クラブでの公演をKOME-FMラジオで放送したサウンドボード音源を完全収録。アルバムではベリーが主導権を握りエイジア路線の80年代サウンドでしたがライブではキース・エマーソンが大活躍。サポート・ギタリストも参加したライブはEL&P以上の熱気溢れる演奏です!

”3”は唯一のアルバムとこの時のUSツアーだけで事実上解散。今となっては貴重なライブ音源としてコレクター必聴の大推薦タイトルです!(メーカー・インフォより)


san jose 1988.5.6 pt.1


san jose 1988.5.6 pt.2

 

 

 

 


The Palace, Hollywood, CA May 8. 1988
1. Fanfare for the Common Man
2. Desde La Vida
3. Lover To Lover
4. Hoedown
5. You Do Or You Don't
6. Talkin' Bout
7. Dream Runner
8. Creole Dance
9. America - Rondo
10. Eight Miles High
11. Honky Tonk Train Blues

未ブート化音源。放送用音源か関係者流出の卓直結SBDと思われるが音質は非常に悪い。また、"On My Way Home"と"Standing In the Shadows of Love"の2曲が欠落している。この日は何とラストにキースのソロ作品より"Honky Tonk Train Blues"が演奏されている点が最大の聴き所。


hollywood 1988.5.8 pt.1


hollywood 1988.5.8 pt.2

 

 

 

 


Center Stage, Atlanta, GA May 17. 1988
1. Fanfare for the Common Man
2. Desde La Vida
3. Lover To Lover
4. Hoedown
5. You Do Or You Don't
6. Talkin' Bout
7. Dream Runner
8. Creole Dance
9. On My Way Home

10. Standing In the Shadows of Love
11. America - Rondo
12. Eight Miles High

追悼キース・エマーソン!88年キース・エマーソンEL&Pの盟友カール・パーマーそしてギタリスト、ロバート・ベリーの3人で結成されたバンド3(スリー)の 新発掘ライブ音源がサウンドボード初登場!結果的には唯一制作されたアルバム『スリー・トゥ・ザ・パワー』を発表して行われた全米ツアーが彼らの唯一のツアーとなり、今となっては貴重な記録でEL&Pやナイスの曲含む3(スリー)の必聴ライブです!(メーカー・インフォより)


atlanta 1988.5.17 pt.1


atlanta 1988.5.17 pt.2

 

以上でThreeの音源特集は終わり🤭